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数々のプラチナステータスを狙っています!

オーストラリアから見る航空連合(アライアンス)

 

新婚旅行でオーストラリアに行ったのですが、その時、オーストラリア国内線で、カンタス航空とヴァージンオーストラリア航空に乗りました。

その時、機内誌をもらってきて、オーストラリアを中心に航空連合(アライアンス)を考えてみたのでその雑感です。

 

 

 

(目次)

 

 

 

 

 

カンタス航空について

 

カンタス航空は言わずと知れたオーストラリアのフラッグキャリアです。

事業開始以来、墜落事故を起こしたことがないことでも有名ですね。

そしてもちろん、オーストラリア国内線はかなり充実しています。

しかも、機材はかなり綺麗です。

私が乗ったのは、ケアンズ(CNS)-エアーズロック(AYQ)、ブリスベン(BNE)-シドニー(SYD)、シドニー(SYD)-羽田(HND)の計3本なのですが、いずれもJALの最新機材並みの素晴らしい機材でした。

 

(カンタス航空の機内誌から転載)

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SYD、MEL、BNEなどの東側のみならず、パース(PER)、ダーウィン(DRW)などの路線も充実しています。

 

(カンタス航空の機内誌から転載)

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国際線はどうかというと、まず、オーストラリア国内から行ける遠いところでは、シドニー(SYD)からだと、ドバイ(DXB)、南アフリカ(JNB)、サンティアゴ(SCL)、ロサンゼルス(LAX)へ自社便の直行便を出しています。

他にも、メルボルン(MEL)からはDXBとLAX、ブリスベン(BNE)からはLAXへ自社便を出しています。

 

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また、以遠権路線として、ドバイ(DXB)-ロンドン(LHR)とロサンゼルス(LAX)-ニューヨーク(JFK)も出しています。

以遠権路線については、PARさんのブログが詳しいです。

 

voyageavance.global

 

そうすると、カンタス航空だけでほぼ世界一周できてしまいますね。

その場合の総旅程距離(TPM)は約21,000マイルなので、JALマイルを使えば、提携社特典のビジネスクラスでも125,000マイルを使えば以下のとおり旅行ができてしまいますね☆

 

JFK-LAX◯-SYD◯-DXB◯-LHR

(〇はストップオーバーの意味)

 

ワンワールド特典なら、LHR-JFKを加えても、150,000マイルで世界一周できてしまいますね。

 

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JALマイルの提携社特典だと、3回までストップオーバーできてしまうので、LAX、SYD、DXBのすべての都市で滞在できてしまいますね。

独り身ならやってみたい旅程です。

 

さらに、一工夫して、シドニー(SYD)-メルボルン(MEL)を地上移動しちゃえば、

 

JFK-LAX◯-SYD(地上移動)MEL-DXB◯-LHR

 

なんていう旅程もJALマイルで取れちゃいます。

 

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途中、SYDやMELで日本行きの海外発券をすれば、2つの旅程に分割できるので、JALマイルを駆使すれば、現実的な旅程が色々できそうです。

ここでも、JALさんがMEL路線を通したことが活きそうです。

例えば、SYD-TYO-MEL、という海外発券をし、日本に一時帰国すれば良いのです。

とにかく、カンタス航空は充実の路線網としか言いようがないです。

 

 

カンタス航空から見た航空連合

 

カンタス航空の主要な提携先を挙げると以下のとおりです。(話が複雑になるのでアジアを除いています)

 

(ワンワールド加盟)

ブリティッシュ航空(欧州中心)

アメリカン航空(北米中心)

 

(ワンワールド非加盟)

エミレーツ航空(中東中心)

アラスカ航空(北米中心)

 

こう見ると分かりますが、JALと提携しているところと提携しています。

ですが、面白いのは、中東の航空会社の中では、同じワンワールド加盟のカタール航空ではなくて、エミレーツと太いパイプがあるという点です。

ここはどのように考えればいいところなのでしょうかね。

 

ここまできたら、いっそのこと、カタール航空をワンワールドから外して、エミレーツ航空をワンワールドに入れてもらいたいぐらいです。

カタール航空は中東で村八分にされていますし。。。

 

この辺は、life is travelさんが、カタール航空運行便を発券しているということで、詳しい記事にされています。

 

lifeistravel.hatenablog.com

 

 

もっとも、エミレーツ航空はワンワールドには入らないでしょうね。

中東という絶妙な地理条件を活かして個別提携をしたほうが、自由に経営できます。

なので、エミレーツ航空がワンワールドに入ることはないと思います。

 

で、まぁ、結論として、カンタス航空から見た航空連合は分かりやすいです。

 

  

ヴァージンオーストラリア航空について

 

事業開始は、なんと2000年ということで、とても歴史の浅い航空会社です。

当初はLCCで出発したそうなのですが、現在では、オーストラリア国内で第2位という地位を確立しているそうです。

オーストラリア国内線もカンタス航空に負けないくらい充実しています。

(東側以外が若干弱いところですね。)

 

(ヴァージンオーストラリア航空の機内誌から転載)

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そして、機材も綺麗でしたし、地上スタッフもしっかりしていました。

東南アジアのLCCとは全然違います。

っていうか、このヴァージンオーストラリアってLCCじゃありません。

値段はLCC、サービスはフルキャリア、な航空会社です。

 

PARさんの記事によると、きちんとラウンジを持っているようです。

そして、デルタの上級会員であればヴァージンオーストラリア航空のラウンジを使うことができるそうなので、デルタアメックスゴールドと相性が良い航空会社とも言えそうです。

 

voyageavance.global

 

で、私、ヴァージンオーストラリア航空使っており、かつ、デルタアメックスゴールド持っていたので、ラウンジ使えてました・・・

もちろん、そんなこと頭になかったので、使っていないんですけど・・・

ラウンジレポートできたのに・・・

ごめんなさい・・・

 

私が乗ったのは、エアーズロック(AYQ)-シドニー(SYD)、シドニー(SYD)-ゴールドコースト(OOL)の計2本なのですが、LCCと思っていた私の度肝を抜くぐらい、良い航空会社でした。

  

(ヴァージンオーストラリア航空の機内誌から転載)

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国際線はどうかというと、シドニー(SYD)、メルボルン(MEL)、ブリスベン(BNE)からロサンゼルス(LAX)に自社便で直行便を出しています。

 

加えて、コードシェア便として、エティハド航空が運航する便でアブダビ(AUH)、南アフリカ航空が運行する便で南アフリカ(JNB)に直行便を出しています。

やはり、カンタス航空と比べれば、国際線は貧弱ですね。

特に、中東以西については、かなりエティハド航空に頼っているのが分かります。

っていうか、エティハド航空がなければ、中東以西は壊滅的ですね。

(エティハド航空としてもヴァージンオーストラリアがいなければオーストラリア路線は壊滅的なのですが・・・)

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で、ヴァージンオーストラリア航空の生い立ちですが、2000年の事業開始当初から少しの間はヴァージングループの元にいたそうです。

それが、2005年に敵対的買収を仕掛けられ、ある企業が62%の株を有することになり、ヴァージングループは25%だけの株を保有することになりました。

たった5年で敵対的買収を仕掛けられる程、成長したということですね。

 

 

ヴァージンオーストラリア航空から見た航空連合

  

ヴァージンオーストラリアの主要な提携先を挙げると以下のとおりです。(話が複雑になるのでアジアを除いています。)

とりあえず、ANAと提携しているかどうかで分けてみました。

(ヴァージンオーストラリアがANAとマイレージ提携しているわけではありません。一部でコードシェア提携しているだけです。)

 

ヴァージンオーストラリアと提携している航空会社のうちANAと提携している航空会社

ヴァージンアトランティック航空(欧州中心)

エティハド航空(中東中心)

 

ヴァージンオーストラリアと提携している航空会社のうちANAと提携していない航空会社

デルタ航空(北米中心)

ヴァージンアメリカ航空(北米中心)

 

デルタ航空はスカイチームの雄であることはご存じだと思いますが、他の航空会社は日本ではあまり目にしないところばかりですね。

しかもそれらの航空会社は三大航空連合(ワンワールド、スターアライアンス、スカイチーム)に非加盟のところばかりです。

日本目線でANAと提携しているかどうかで分類してみても何も分からないですね。

 

なので、視点をずらして、提携航空会社目線で見てみます。

そうすると、色々なことが分かりました。

 

 

ヴァージンアトランティック航空にデルタ航空が49%出資している事実

 

この記事を書いていく中で、はじめて知りました。

2012年頃にデルタ航空はヴァージンアトランティック航空の株式を49%保有することになり、子会社同然となったようです。

ヴァージンアトランティック航空をスカイチームに入れるかどうか分かりませんが、49%の出資はかなり強固な関係です。

ヴァージンアトランティック航空は、数年前まで日本路線を有していました。

しかしその後、デルタ航空の子会社同然となったことと絡んでいるのかどうか分かりませんが、日本路線から撤退したようです。

 

 

ヴァージンオーストラリア航空に各航空会社が出資している事実

 

ウィキペディアによると、ヴァージンオーストラリア航空には、ニュージーランド航空が24%、シンガポール航空が22.1%、エティハド航空が21.24%を出資しているとのことです。

おそらくですが、デルタ航空はヴァージンオーストラリア航空にも出資したいと思っているでしょう。

なぜなら、オーストラリア路線はカンタス航空を中心とした、(エミレーツ航空を含めた、ほぼ)ワンワールド連合が圧倒的に強く、2番手のヴァージンオーストラリア航空を手中に収めることがスカイチームにとってオーストラリアを攻略する手がかりとなるからです。

しかし、それを見越したのかどうか分かりませんが、スターアライアンス加盟のシンガポール航空とニュージーランド航空が併せて40%以上出資しています。

すると、スターアライアンスとスカイチームで激しいやりとりがされそうですが、そうでもなさそうです。

というのも、どうやら、デルタ航空とシンガポール航空は話ができる間柄みたいです。

なぜそう思うかというと、2012年にデルタ航空がヴァージンアトランティック航空の株式の49%を譲り受けた相手は、なんとシンガポール航空みたいなのです。

ということは、その時に、デルタ航空とシンガポール航空の間でヴァージンオーストラリア航空をめぐったなんらかの密約みたいなものがあるのでしょう。

これが、スターアライアンスとスカイチームがヴァージンオーストラリア航空の中に同居している理由なのではないかと分析しました。

 

それぞれのハブ空港とシドニーを結んでみました。

デルタ航空のハブ空港であるアトランタ(ATL)以外は、シドニーから直行便が飛んでいます。

 

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三つ巴の大人な関係

 

ですので、ヴァージンオーストラリア航空をめぐっては、スターアライアンスとスカイチームが綱引きをしていて、出資の面ではスターアライアンス、提携先の面ではスカイチーム(のデルタ航空とその子会社同然のヴァージンアトランティック航空)ということになります。

綱引きをしながらも、シンガポール航空とデルタ航空が大人の話し合いをしているのでしょうね。

そこに石油マネーのエティハド航空が絡むという三つ巴の大人な関係ということになります。

ということで、ヴァージンオーストラリア航空をめぐる争い(争いがあるのかどうか分かりませんが)からは、今後の航空連合がどうなるかと関連して目が離せないといえます。

 

ヴァージンオーストラリア航空については、PARさんが数多くの記事を書かれています。

 

voyageavance.global

 

PARさんの記事で一番重要なところは、シンガポール航空(SQ)とヴァージンオーストラリア航空(VA)の間でマイルの相互移行が可能なので、SQマイルの期限延長に利用できそうなところでしょうか。

なのですが、ヴァージンオーストラリア航空でのマイレージ登録をしようとすると、JAPANの項目がなく、そこから先に進めません。

一体、どうなっているのやら・・・

 

 

ドイツから来たおばちゃんの話

 

さて、エアーズロック(AYQ)からシドニーへ向かうヴァージンオーストラリア航空の機内でETIHADと書かれた紙を持った白人のおばちゃんがいたので話しかけてみました。

私もさほど英語が話せるわけではなく、そのおばちゃんも英語は得意ではないとのことで、お互い片言の英語で話していました。

そのおばちゃんはドイツから来たということなのですが、エティハド航空のエコノミークラスでフランクフルト(FRA)からアブダビ(AUH)経由で、一日以上かけて、遠路はるばるオーストラリアに来たとのことでした。

 

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「今から、また一日かけてフランクフルトに帰るのよ」

 

リタイアしたと話していたので、65歳以上だと思うのですが、その年齢で、ほぼ一日、飛行機のエコノミークラスに乗り続けることに対しては驚くより他ありません。

FRA-AUH-SYDで片道10,000マイル以上です(笑)

日豪往復で約10,000マイルなので、日豪2往復分以上の旅行になるのですね☆

日本から南米に行く感覚です。

 

ということで、いつか行ってみたいと思っている、成田(NRT)ータヒチ(PPT)-イースター島(IPC)-サンティアゴ(SCL)、と比較してみました。

これが、約10,800マイルなのでほぼ同距離、ドイツのおばちゃんの大変さがよく分かります。

 

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んで、そのことを新妻に話すと、

 

「いや、あんたのほうがすごいよ。あんたは二週間で15本以上乗ってるじゃん!」

 

と切り返されました。

修行僧たるものドイツのおばちゃんに負けるわけにはいけません。

(15本以上の軌跡を描こうかと思ったのですが、TYO-KUL、HND-ISGが重なり過ぎるので意味がないとして断念)

 

 

まとめ

 

とりとめのない文章となりましたが、オーストラリアをめぐる航空連合の関係は、抜きんでているワンワールドwithエミレーツに、スターアライアンスとスカイチームとエティハド航空が三つ巴となりながら対抗しているという図式となります。

 

さて、この分析は何の役に立つのだろう。。。

書いてしまったのでアップしますが(笑)

 

そのうち、中東三兄弟の分析でもしてみよ♪