こんにちは、プラチナハンターです。
今日も、完全統合がらみの話です。
(目次)
1.読者の方からのコメント
こちらの記事にsy様からコメントをいただきました。
sy様、ご連絡ありがとうございます。
(sy様からのコメント)
こちらのいくつかの記事をみて不安になってカスタマーに問い合わせてみましたが、内容が違うと思います。
以下、カスタマーからの返信内容です。現在持っている、更新特典の無料宿泊券は新プログラムで特典として配布されるものと同じ扱いになるという内容です。
平素よりスターウッドホテル&リゾートをご愛顧賜りありがとうございます。
弊社からの返信が遅くなりまして、誠に申し訳ございません。◯◯様のSPG会員口座を確認致しましたところ、現在お持ちのSPGAMEXの更新の無料宿泊特典でございますが、2019年5月31日まで有効でございました。有効期限までご利用いただけますので、ご安心下さいませ。
また、2018年8月1日をもって、さらに多くのホテルでこちらの無料宿泊特典をご利用いただけるようになります。SPGAMEX無料宿泊特典でございますが、マリオットリワード参加、SPGさん参加の50,000ポイントまでのホテル1泊分のステイとしてご利用いただけるいようになります。(2018年8月以降) ホテルのカテゴリーに関しましては8月にご確認いただけます。
SPGAMEX無料宿泊特典のご予約でございますが、弊社予約センターにてお電話で承っております。お電話いただく際には、お手数でございますが、お手元にご予約保証/お支払いのクレジットカード番号をご用意の上、お電話下さいますようお願い致します。
その他にご不明点・ご要望等ございましたらご遠慮なくお問い合わせくださいませ。
◯◯様、今後ともスターウッドホテル&リゾートを何卒宜しくお願い申し上げます。
スターウッド・ホテル&リゾート
カスタマーサービス:◯◯
まず言い訳がましくて申し訳ありませんが、あくまでStarwood Lurkerさんのコメントからダイレクトに読み解くと、こうなるということをこれまでの記事では書かせていただいています。
そういうことなので、コメントをいただいた一つ前の記事で「Starwood Lurkerさんを信じるのであれば、こうなると思うよ、という記事です。」と書かせていただきました。
Flyertalkの中でも、sy様のような考えに立っている方もいるようです。
その方は、こちらのStarwood Lurkerさんの回答に括弧の言葉(certificate)を補って読むべきなのではないかと言っています。
原文:All I am saying is exactly was was written: Floater certificates, including outstanding Marriott Travel Packages, will be cancelled and converted to equivalent points, credited to the member’s account for future redemption. <added by Starwood Lurker 18May18>
修正文:All I am saying is exactly was was written: Floater certificates, including outstanding Marriott Travel Packages, will be cancelled and converted to equivalent points (certificate), credited to the member’s account for future redemption. <added by Starwood Lurker 18May18>
なので、Starwood Lurkerさんの説明に言葉が足りなかったということなのであれば、sy様が日本デスクから得た回答が正しいということになります。
しかし、本当にSPGの、しかも日本デスクに現時点で正確な情報が伝わっているかというと、私自身はとても疑問です。
仮に日本デスクに正確な情報が伝わっているとすれば、とっくにFlyertalkで話題になっているはずです。
しかし、私が見た限り、そのような情報はありません。
(sy様のような回答をFlyertalkで見たという方がいらっしゃれば、Q&Aを特定できる形でご連絡いただけると幸いです。)
また、先日、私は、マリオットの日本デスクに電話で確認しております。
マリオット日本デスクの回答は、「まったく情報が下りてきていない。」というものでした。
マリオットには情報が下りてきていないのに、吸収された側のSPGに情報が下りてきているというのもおかしな気がします。
なので、私は、マリオットの日本デスクもSPGの日本デスクも、完全統合に関する情報については信用していません。
2.翻ってトラベルパッケージの扱いを考える!
んで、sy様のコメントを受けて、翻って考えると、やはりマリオットはgoldrushとなることを恐れて、わざと情報を隠しているのではないかと思っています。
というのも、消費者側に不利な情報なら事前開示すべきでしょうけど、消費者側に有利な情報なら事前開示しなくても、8月1日になって「150,000マリオットポイントの返還をするよ。あなたたち何も困らないから、この扱いでいいよね。」と、しれっと各アカウントにポイントを投げ込んだりすればいい話なんです。
既得権を侵害しないから、事前告知しなくて良い、という考えですね。
なので、Starwood Lurkerさんは、わざと正確ではない情報をFlyertalkに伝え、goldrushにならないように(=みんながみんな現トラベルパッケージへの移行をしないように)、情報統制をしているのではないでしょうか。
このような前提に立つと、残る可能性は2つとなります。
①現トラベルパッケージは150,000マリオットポイントの強制返還
②現トラベルパッケージは150,000マリオットポイント相当の無料宿泊券
既得権を侵害しない方法としては上の2つとなります。
①の可能性
この場合、まさにgoldrushです。
270,000マリオットポイントをアラスカ航空(AS)に移行するトラベルパッケージの場合、120,000マリオットポイント(=270,000-150,000)で120,000ASマイルを取得できることになります。
1マリオットポイントが1ASマイル!
(1スターポイントが3ASマイル!)
これは超絶還元率です!
しかも、150,000マリオットポイントを(分割して)無料宿泊に使えるだけでなく、さらにマイル移行の原資としても使えてしまいます。
これはまさにgoldrushです。
(だから、この結論は考えにくいです。)
②の可能性
この場合も1マリオットポイントが1ASマイルになることは変わりません。
しかし、150,000マリオットポイント相当の無料宿泊券ということであれば、少なくとも150,000マリオットポイント分については、goldrushにはなっていません。
なぜかというと、この場合、分割行使できない上に、マイル移行もできないからです。
そうすると、150,000マリオットポイント相当の無料宿泊券としたほうが、マリオットとしては都合が良さそうですし、システムの変更も少なくてすみそうです。
少なくとも、①よりかはマリオットに与えるインパクト(打撃)は小さいでしょう。
その意味で、プチgoldrushで済みそうです。
なので、私としては、150,000マリオットポイント相当の無料宿泊券に強制転換(converted)されるのではないかと、この記事時点では考え直しました。
(また、考えが変わるかもしれませんが)
3.もう一回、SPGアメックスの無料宿泊券の話
そこで、もう一回、Starwood Lurkerさんの回答を見てみます。
修正文:All I am saying is exactly was was written: Floater certificates, including outstanding Marriott Travel Packages, will be cancelled and converted to equivalent points (certificate), credited to the member’s account for future redemption. <added by Starwood Lurker 18May18>
もし、SPGアメックスの無料宿泊券についても、ポイントベース宿泊券に強制転換されるとすると、さきほど出てきた修正文をある程度整合的に読むことができます。
まず、floater certificateは発行済み無料宿泊券、outstanding Marriott Travel Packageは未行使のトラベルパッケージと読むことになるのでしょう。
その上で、これらは全てポイントベース無料宿泊券に転換される、と読むことができます。
cancelledが気になりますが、これは「発行済みかつ未行使の無料宿泊券」に対してのみかかる言葉だとすれば、一旦キャンセルされた上で、ポイントベース無料宿泊券に強制転換されると読むこともできます。
なので、Starwood Lurkerさんは、わざとcertificateを抜かして、goldrushを避けようとしているのではないか、と目論んでの回答なのではないかと思っています。
開き直るとすれば、8月1日になって「ごめんごめん、あの時、certificateを抜かしてしまったんだよ(笑)」みたいな感じですね。
なので、結論として、sy様がSPGの日本デスクに確認された内容が正しいと現時点では考えています。
4.んで、どう動いたら良いか。
それでは、我々はどう動いたら良いでしょうか。
まず、8月1日以降のチャートを眺めます。
カテゴリー | 通常期 | オフピーク | ピーク |
---|---|---|---|
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
8 | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
新カテゴリー8は2018年内は60,000ポイントで宿泊できます。
(赤く示してある部分ですね。)
ここがポイントだと思っています。
新カテゴリー8に4泊使える分だけのポイント数は、240,000マリオットポイントです。
4泊分で5泊できる無料宿泊のことを考えれば、240,000マリオットポイントで、新カテゴリー8に5泊できることになるのでしょう。
また、2019年以降のオフピークの新カテゴリー6に7泊するというのも、ちょうど240,000マリオットポイントで可能です。(あるいは、新カテゴリー6のピーク時に5泊というのもありでしょう。)
こうするためには、現トラベルパッケージで90,000マリオットポイントの追加(すなわち、現カテゴリー8での発券)が有効ということになります。
7泊は無理だけど、5泊なら泊まりやすいですしね☆
また、現カテゴリー5で発券した150,000マリオットポイントの無料宿泊券であっても、新カテゴリー5で5泊から6泊できそうです。
現トラベルパッケージもポイントベースに強制転換となるのであれば、かなり柔軟に使えるようになりそうですね☆
5.まとめ
やっぱり、現トラベルパッケージ に移行すべし!
ポイントに余裕があるのであれば、現カテゴリー8で発券しておくべし!
でもこの分析も確定的ではない!
引き続き、最新情報が出てきたら記事にします。